脱力した人の日々。

新書などの読書日記(書評)と教育に関するニュースのクリップを中心に。脱力系ブログ。

富増章成『考える力が身につく ディープな倫理』(中経出版)

 

考える力が身につく ディープな倫理

考える力が身につく ディープな倫理

 

 目次

1章 思い込みを破壊する選択肢問題(センター試験

2章 向かうべき道を指し示す選択肢問題(センター試験

3章 物事を裏読みする哲学

4章 自分を自由にコントロールする哲学

  目次のとおり、前半の1・2章はセンター試験の問題を引用し、高校「倫理」で習う哲学・思想のエッセンスの紹介。後半の3・4章は一橋大学筑波大学などの二次試験の問題からの抜粋。後半は、どんなふうに解答しようかと考えると哲学の基礎的教養を学ぶのに丁度良いかもしれない。”ディープな倫理”とはいうが、こりゃ深いなあーというほどでもなく、高校生が読んでも十分に面白く読めるレベルだ(と僕は思う)。でも、この本は「教養」のために読むというより、「倫理」を大学受験のために(特にセンター試験で)勉強した人に「倫理」という科目の本来の面白さ、有用さを伝えてくれるものだと僕は理解したい。

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木畑洋一『二〇世紀の歴史』(岩波新書)

 

二〇世紀の歴史 (岩波新書)

二〇世紀の歴史 (岩波新書)

 

 目次

序章 「長い二〇世紀」

第1章 支配ー被支配関係の広がり

第2章 帝国世界動揺の開始

第3章 帝国世界再編をめぐる攻防

第4章 帝国世界の解体

第5章 「長い二〇世紀」を後に

 

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本田由紀『もじれる社会: 戦後日本型循環モデルを超えて 』

 

 

もじれる社会: 戦後日本型循環モデルを超えて (ちくま新書)

もじれる社会: 戦後日本型循環モデルを超えて (ちくま新書)

 

 

目次

第一章 社会の「悲惨」と「希望」第二章 戦後日本型循環モデルの終焉

第三章 若者と雇用

第四章 教育のアポリア

第五章 母親・家族への圧力

  著者の本田由紀先生が2008年に刊行した『軋む社会』以降に、様々な媒体で掲載したものを集めた書籍。よって、各章が独立した内容だと思っていい。まずは僕が各章を読んだ感想を記す。

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